Goods Press Back Number
My Own Toy Box
連載第04回
コートといえば、バーバリィにアクアスクータム。いや、今ではもっとお洒落なイタリアのブランド品の方が人気があるかもしれない。
またコートといえば、ハンフリィ・ボガードといわれるくらい、ボギィのコート姿は有名であり、その着こなしも完全に自分のものにしていた。トレイドマークたるコートはトレンチコート。前出のバーバリィは、エジプト綿を細かく織った、ギャバジンと呼ばれる極めて丈夫な生地で戦場の兵士のために防水のコートを作った。それが塹壕(トレンチ)での使用からトレンチコートと呼ばれた。これがトレンチコートの始まりといわれている。
この生地は雨に濡れると繊維が膨張、細かい目がさらに詰まって、それ以上の雨の進入を防いでくれるのだ。だから、防水とはいっても直接生地に触っているところは、その生地が濡れているのだから若干濡れてしまう部分も出てくる。しかたのない、これは話であろう。
このトレンチコートのヴァリエイションともいうべきものに、モーターサイクルコートがある。かつて、ヨーロッパの白バイ(国によっては黒バイだが)警官や、陸軍のオートバイ兵などが着用していた。そう聞くと、第二次大戦時のドイツ兵を思いだすかもしれない。そのくらいWWUでのドイツ軍のオートバイ(サイドカー付きとソロとがあったが)はポピュラーであった。
今回紹介するのは大戦中の英国陸軍のモーターサイクルコートである(詳しいスペックはイラストを見てください)。モーターサイクル王国の製品にふさわしく、防水防風共に完璧な作りをしている。両裾をそれぞれの足に巻き付けて、パンツ状にできるとこりが最大の特徴だ。また各部には厚手のグラブを装着したままでも使いやすいように考慮されている。
他にも'60年代のスコットランドヤードが使用していたモーターサイクルコートも持っているが、色は黒で作りは同じだ。
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