Goods Press Back Number
My Own Toy Box
連載第54回
ランタンというと、まず思い浮かべるのはコールマンの赤ランタンだろうか。丸っこいホヤと赤いボディで人気を博したヤツだ。
ヨーロッパ物に好きな製品が多い僕にとって、一番人気は何と言ってもスウェーデン・オプティムスの真鍮ランタンを揚げたい。仕上げの美しさも含めて「優れた道具は一生物」と思わせるに充分な満足感を覚える。しかし、こいつはやや大型で、バイクでのツーリングにはけして持って行くような代物ではない(行きたくない)。
最近の主流はガスランタンだろう。平均的な製品を比較した場合、扱いが簡単で電気ランタンよりも明るさとランニングコストに優れているのがメリットか。とはいえ、コールマンの小型蛍光燈式赤ランタンも、中々実用的で良い。
それでも、僕のようにバイクでツーリングに行きたい輩には、邪魔なサイズであることに変わりはない。しかし、出来れば某かの明りは持って行きたい。まあ、たいていはマグライトで済ませてしまう(マグライトは単二×2本仕様かミニを選ぶことが多い)。
だが、このウィンドミル製のフィールドマックスはどうだ。こんなのが前から欲しかったのだ、僕は。燃料はライターガスで、そのままライターとしても使えるし、お尻を一捻りすればニュウッとホヤが迫り出してきてランタンになる。握り拳に隠れてしまうランタンなのだ。コムパクトな蝋燭ランタンよりも尚便利に感じるのは僕だけだろうか。欲を言えば、外した蓋が巧く笠(屋根?)として使えればもっと良い。
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