Goods Press Back Number
My Own Toy Box
連載第59回
ぼくクトリノックスやヴェンガーに代表されるスイス・アーミィナイフ。厚みを増すにつれてナイフとしては使い難くなるが、簡易トゥールとしては便利になってゆく。その装備されたトゥールのお世話になった方も多いはずだ。僕も最早「あれば便利」から「必需品」となって久しい。
アーミィナイフを便利だとは思っていても、未だ軽んじていた頃にスイス(本場だ!)で見た光景。僕のアーミィナイフに対する価値観は、それで一変したのだった。ペンションでの夕食後、お父さんが息子に笛を作っていた。2〜3列くらいの小型アーミィナイフ1本で、木の枝からちゃんと音の出る笛が出来上がる様は感動的であった。
以来、「使える」道具として認識を新たにし、携帯し酷使もしてきたのである。
何故かいままで僕はヴェンガーのナイフを持ったことが無かった。ハサミのスプリングは確実にヴェンガーの方が良いのは判っていたし、ナイフのブレイドブロックだって早々と装備していたにも拘らずだ。最初に使ったのがヴィクトリノックスだったのと、それを気に入ってしまったからついヴィクトリノックスばかりを買ってしまうといういつものパターンに填まってしまったのだろう。
で、ヴェンガーである。今度、ミナトーというスイス・ウォッチメイカーズ・ナイフの新製品が出た。つまり時計トゥールを装備しているのだ。しかも、なんと時計工具では右に出る者の無いベルジョンとの協力とくれば本格的な道具であり、その精度と仕上げの素晴らしさは、一目で誰しもがうっとりしてしまうこと請け合いだ。
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