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針穴写真機。ピンホウルカメラとも言う。こいつが簡単に作れて、実のところけっこう面白いということについ最近気がついたのだ。以前、小学生向けの工作本で、かなり凝ったピンホウルカメラの製作記事を書いたことがある。ちゃんと、普通の35ミリフィルムを使い、簡単なギロティン式シャッターを備えていて、巻き上げと巻き戻しも出来るボール紙製の小型カメラであった。
ところがそのカメラを設計したときに、僕はピンホウルカメラのことをよく判っていなかったことに後で気がついて、やや悔やんでいたのである。
いやなに、ちょっと不必要に考え過ぎて作ってしまっただけのことで、悪いことに熟成期間が無かったせいもあり、あまり良く写るように出来なかったにすぎないのだが…。
しかしそのとき何故、良く写らなかったのかも現在では理解出来るし、もっともっと簡単に作れることも知っている。おりしも、ある本でピンホウルカメラの記事をやることになって、作ってみるとけっこう良く写ったのだ。僕の勝手な命名はお弁当箱カメラ である。何故かはイラストを見てもらえば一目瞭然だろう。
今回初めて判ったことは、カラーを撮ってみると(色による周波数の違いで屈折率が異なるのか)昼間なのに夜中に長時間露光したかのような、青い風景写真が出来上がることだ。但しネガカラーで撮るとプリントのときに色が補正が為されて、殆ど気にならない普通の色で上がってくる。
成功のコツは、原版を出来るだけ大きくして、引伸ばしをしないことである。
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