Goods Press Back Number
My Own Toy Box
連載第70回
携帯サイズの小さな工具というのは便利なものだ、例えば、僕がいつも持ち歩いているマルティプライヤーもそうした工具のひとつであるし、グリップ内部に各種ビットを収納出来る精密ドライヴァも中々重宝している。なにしろ最近は某所のウェンディズのテイブル上でライカをバラして、簡単な整備や組み換えをすることも多いのだ(この様子を見たカナダの友人は我々をウェンディズギャングと名付けた)。そのドライヴァセットは一般市販しているのかどうかは知らないが、やはりカメラをバラして遊んでいる集団(通称メカ研)で分けてもらったものである。そして、いつも不思議に思うのは、市販の精密ドライヴァのなんと貧弱な物が多いことか(たいていはセットで数百円だったりする)という状況だ。
勿論、世の中には高級な製品もある。時計工具でお馴染みのベルジォンの精密ドライヴァなど、すばらしいのは判っているが高価で中々買い難い。まあ、持ち歩くのは緊急時の応急修理用だと考えると、ビットの出来がそこそこであれば後は携帯性が重要なファクターとなる。
そこで今回見つけたのは、最近面白い商品展開を続けているウィンドミル・フィールドマックスシリーズのドライバーセットである。6種類の異なるディップのビットを、全てはグリップ内に収納出来る。ネジの溝にセットしたときの感触はそれなりで、特にマイナスドライヴァ先端の形状はそれなりで、特にマイナスドライヴァの先端の形状にやや不満はあるが、何かのときには有効だし、加工することも考えている。まあ、キィホルダーにもなり、簡易ドライヴァとしては充分有効だ。
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